IgGは血清中の免疫グロブリンの中で最も多く存在し、二次免疫応答の主要な抗体ですが、IgGの2/3を占めるのがH鎖としてγ1を持つ分子量146 000のIgG1です。抗原をOVA (ovalbumin)に特化、単純化して、抗OVA-IgG1抗体価を測定する事によりマウス免疫系の解明が可能となります。
レビス® OVA-IgG1 マウスは、この目的のためにanit-OVA-IgG1のみを特異的に測定するキットです。
マウスの血清・血漿 10 μL/ウェル(希釈検体) ※検体は必ず付属の緩衝液で100倍以上希釈してください。 1.88~120 mU/mL(検量線範囲) (本キットでは,1U/mLを抗原結合定数(Ka)6.9×107M-1の抗体160 ng/mLと規定します) 単位:mU/mL 単位:mU/mL 検体F 単位:mU/mL, n=3 検体G 単位:mU/mL, n=3 2血清検体を連続的に希釈用緩衝液で3段階希釈し測定した結果、 直線回帰のR2は0.9994から0.9998でした。 免疫・アレルギー研究分野 ■製品に関するお問い合わせはwksb-info@fujifilm.comまでキットの特徴
● 短時間(全反応時間:1 時間50 分)で測定可能。
● 微量な検体で測定可能。
● 環境に優しい防腐剤を使用。
● 全ての試薬が溶液タイプで即座に使用可能。
● 高い測定精度と再現性。
● 簡便な操作で特別な前処理は不要
キットの構成
構 成 品
状 態
容 量
(A) OVA固相化 96 ウェルプレート(乾燥プレートタイプ)
洗浄後使用
96 wells(8×12)/1 枚
(B) 標準溶液(Anti OVA-IgG1: 1200 mU/mL)(モノクローナル抗体)
希釈後使用
100 μL/1 本
(C) 緩衝液
そのまま使用
60 mL/1 本
(D) ビオチン結合抗マウスIgG1抗体(モノクローナル抗体)
希釈後使用
200 μL/1 本
(E)ペルオキシダーゼ・アビジン結合物
希釈後使用
200 μL/1 本
(F) 発色液(TMB)
そのまま使用
12 mL/1 本
(H) 反応停止液(1 M H2SO4)※取扱注意
そのまま使用
12 mL/1 本
( I ) 濃縮洗浄液(10×)
希釈後使用
100 mL/1 本
プレートシール
3 枚
取扱説明書
1 部
精度試験(アッセイ内変動)
検体
A
B
1
105
18.2
2
100
16.9
3
96.2
16.7
4
100
17.4
5
106
17.4
mean
101
17.3
SD
4.0
0.59
CV(%)
4.0
3.4
再現性試験(アッセイ間変動)
測定日/検体
C
D
E
0日目
60.1
15.0
3.75
1日目
58.5
14.7
3.70
2日目
59.9
15.3
3.83
3日目
61.4
15.7
3.82
mean
60.0
15.2
3.77
SD
1.2
0.44
0.06
CV(%)
2.0
2.9
1.6
添加回収試験
添加量
実測値
回収量
回収率(%)
0.00
8.86
–
–
7.29
15.8
6.94
95.2
11.0
19.5
10.6
96.4
14.6
23.0
14.1
96.6
添加量
実測値
回収量
回収率(%)
0.00
51.5
–
–
26.9
76.8
25.3
97.1
31.4
80.6
29.1
92.5
47.1
100
48.5
103
希釈直線性試験
非臨床研究用測定試薬
抗OVA(ovalbumin)抗体
コードNo.
品名
検量線範囲
検体量
(希釈検体)希望納入価格
(消費税別)
AKRIE-030
639-07651レビス OVA-IgE マウス
1.88~120 U/mL
10 μL
62,000円
AKRIE-040
636-07661レビス OVA-IgG1 マウス
1.88~120 mU/mL
10 μL
62,000円